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皆さんこんにちは! 株式会社ゼンコミュニケーションズ、更新担当の中西です。
さて今回は
目次
~電気工事の現場での安全対策と最新技術の進化~
のお話です。
電気工事は、社会インフラや建築設備に欠かせない非常に重要な仕事です。その一方で、「感電」「転落」「火災」などのリスクも伴うため、安全対策は絶対に欠かすことができません。
今回は、現場で実施されている安全対策と、近年急速に進化している最新技術の導入例を解説します。
感電事故は、軽度の火傷から命に関わる重大事故までさまざまなリスクを伴います。特に高電圧の工事や狭小空間での作業は危険性が高く、事前の準備と手順の遵守が欠かせません。
✅ 作業前の通電確認
ブレーカーを切った後、テスターで二重確認を行うのが基本です。
✅ 絶縁工具の使用
電圧対応のドライバー、ペンチ、ゴム製の手袋・靴を用い、直接触れない構造を徹底します。
✅ 作業計画書の共有
誰が・いつ・どの系統に触れるかを明確にし、ダブル作業や通電ミスを防ぎます。
✅ 感電防止器具(漏電遮断器)設置
現場に仮設電源を設ける際は、必ず漏電遮断機付きブレーカーを使用することで感電リスクを軽減します。
電気工事では、天井裏や建物の外壁、高所看板などでの作業が発生します。転落事故や落下物による二次被害が最も懸念される作業の一つです。
✅ フルハーネス型安全帯の着用
高所作業では、従来の胴ベルトではなく、墜落時に衝撃を分散できるハーネス型を着用。
✅ 足場や作業台の点検
作業台や仮設足場の水平・固定状況を事前に確認し、雨天時や滑りやすい状態では作業を見合わせることも。
✅ 高所作業車(高所作業車運転特別教育者)
電柱作業などで使う高所作業車は、資格取得者が操作し、作業者も安全帯を確実に固定する必要があります。
✅ 落下防止ネットや工具ベルト
工具や部品の落下による事故防止に、工具落下防止コードや周囲の立入禁止区画の設置を徹底します。
安全は一朝一夕には確保できません。日々の教育と意識の共有が、事故ゼロの現場を作ります。
✅ 月1回のKY(危険予知)ミーティング
作業前に、どこに危険が潜んでいるかを洗い出し、全員で確認することで、ヒューマンエラーを防止します。
✅ 法定講習・特別教育の受講
– 低圧電気取扱者安全教育
- 高所作業特別教育
- 熱中症予防教育など、季節や作業内容に応じて学び直す機会を設けます。
✅ ヒヤリ・ハットの共有
実際に起きた事例を現場で共有することで、“明日は我が身”という意識を持たせることが可能です。
電気工事は伝統的な作業でありながら、近年はIoT化・省エネ化・スマート化の波に乗って、大きく進化しています。
スマート照明・電源管理
スマホでの遠隔操作や、AIによるスケジューリング制御など、**家庭内でも“電気の見える化”**が進んでいます。
IoT機器の配線整備
ネットワークカメラやセンサー照明、音声制御システムに対応したLAN・電源・コントロール配線の知識と工事技術が求められます。
- 屋根上やカーポート、集合住宅への太陽光パネル設置
– 接続箱・パワーコンディショナー(PCS)・系統連系などの複雑な電気接続
- 停電時のバックアップ電源としての役割だけでなく、ピークシフトによる電気代削減としても需要が拡大中
- 電気自動車の普及により、家庭・店舗・商業施設へのEVコンセント設置が急増
BIM(Building Information Modeling)と連携した配線計画
ドローンや点群データを活用した配管ルート設計
ARグラスでの現場ナビゲーションや作業支援
これらの技術は、設計から施工、保守までのトータル品質向上に貢献しています。
電気工事は、社会のインフラを支える「縁の下の力持ち」です。しかし一方で、油断すれば命に関わる現場でもあります。
✅ 現場では感電・高所・火災など、複合的なリスク管理が必要
✅ 技術革新により、求められるスキルはより高度に
✅ 安全対策と教育、最新技術への柔軟な対応がプロの証
現場で働く人々が安心して作業できる環境と、ユーザーが快適に電気を使える暮らし。
その両方を支えるのが、電気工事の真の価値です。
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